こんにちは。アメリカ在住バイマバイヤーのどでぃーです。
以前、値下げを要求するお客さんについての記事を書きました。
値下げつながりで、今回はバイヤー目線でのお話です。
BUYMA(バイマ)を含め副業でネット販売を始める人が急激に増えているように感じます。バイマバイヤー初心者にありがちなのが、バカみたいにひたすら最安値を目指すこと。
ライバルより1円でも安く!
とにかくなんでもかんでも値下げ!
これ、初心者であればあるほど、意外とハマってるパターンが多いと思います。気づかずハマってるどころか、そもそもいいことだと思ってる人もいるかもしれません。
これでちょっとでも売上が立とうものなら、「いや〜物販ビジネスってカンタンじゃーん♪」と調子に乗って、どんどん最安値商品を増やしていく。
断言します。
こういう値下げ至上主義のアホバイヤーは、遅かれ早かれ必ず失敗します。
値下げ大好きバイヤーが失敗する理由
考えてみたら10個以上出てきたんですが、多いので3つに絞ってみました。
①利益の圧迫
一番わかりやすいところ。初心者であってもこのくらいはみんなわかってると思います。にもかかわらず、なぜ値下げばっかりしてしまうのか?
答えはカンタン。注文が欲しいから。売上が欲しいからです。注文がないよりはいい。利益たった500円でも利益ゼロよりはいい。
だからキャッシュフローもマンパワーもガン無視でひたすら下げまくる。
こういう値下げバイヤーさんにぜひ聞いてみたいんだけど、時給換算したらいくら?そしてその時給を得るのに、いくらの資金で回してんの?
少なくともBUYMA上で値下げに躍起になっている初心者バイヤーを見ていると、ビジネスモデルとして破綻しているようにしか見えないんですよね。
個人の小規模販売といえでもビジネス。
目先の売上だけ見ればいいかもしれませんが、行き当たりばったりの値下げ競争は長期的には成り立ちません。
②ファンがつきにくい
BUYMAに限らず、物販を成功させるカギはファン作りです。つまりリピーター。どんな商品でも、”あなた”から買いたいと思ってくれる人です。
ひたすら最安値を目指せば、確かに多少売上は立ってくると思います。ただ、買ってくれるお客さんはどんな人でしょうか?
当然1円でも安く買いたい価格重視の人が多いはずです。
となると、逆に言えばあなたが値下げをしなくなったらどうなるでしょうか?
お客さんは離れてしまいます。
つまり、、
値下げしか武器がない
↓
お店にオリジナリティがない
↓
お客さんにとって購入理由が低価格のみになってしまう
↓
ファンにならない
つまり金の切れ目が縁の切れ目になってしまいます。
それとこれは僕の偏見ですが、1円でも安く買おうとする価格至上主義のお客さんに良いお客さんは少ないです。
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③非効率な自転車操業を強いられる
値下げに勤しんでいる人の中でも、売上あがって「やほーい♪」と浮足立っているアホバイヤーがいる一方で、もしかしたら薄々気づき始めてる人もいるかもしれません。
「あれあれ? この作業ず〜っとやってかないといけないのか?」
「この売り方って、後々しんどくない?」
「なんか忙しさの割に儲かってなくない??」
そう、この作業続けるのしんどいんです。
安値を維持するこということはライバルの動向を逐一監視しなければいけません。
ライバルの動向に応じて価格をひたすら変えないといけないから、自分でコントロールができない。
周りに合わせてただ値下げするという終わりのないクソダサい作業を永遠と行ったあげく、ビジネスを行う上で最も大事な利益を圧迫してしまう。
売上は上がり、作業も増える一方、利益率は下がる。
そんなお店には価格にしか価値がないから、価格でしか見ないお客さんしか買わない。だから常に新規か、価格第1のお客さんしか来ない。
こういう地獄ループにハマります。
そうすると、
値下げの地獄ループ
↓
疲弊してくる
↓
モチベ下がる
↓
諦める
自滅の道へまっしぐら。
ファンを獲得する武器を持つ
じゃあどうすればいいのか?
それは価格以外でオリジナリティ、お客さんに覚えてもらえるような特色を出すことだけ。
1つでもいいから、自分の武器を作るしかないです。
資金も実績もない人が武器を作るには、切り口を変えるのが有効です。
一例として以前書いたのですが、こういう考え方もあります。
またBUYMA副業向けの一例として有料記事でも紹介しているので、興味がある人は検討してみてください。
とにかく、あらゆる方面で切り口を変えてみるんです。
- アイテムのセレクト、ジャンル
- 顧客ターゲット
- 販売手法
- 接客スタイル
- サービスの質
など、どうやったら自分色を出せるのか考えてみてください。
値下げはあくまで戦術の1つ
値下げすることは自体は別に悪いことではありません。
お客さんにとっても価値のあることですし、僕ももちろん値下げすることはよくあります。
問題なのは値下げでしか優位性を保てないこと。
そうなってしまうとお店の価値が価格でしかないので、遅かれ早かれ疲弊していってしまいます。
値下げは数ある選択肢の一つであるべきです。
心当たりがある人は、ライバルのことよりもまずは自分に目を向けて、価格以外の武器を見つけてみましょう。
では!
どでぃー