こんにちは、どでぃーです。
今回は副業・起業にかかわらず、個人で小売販売や転売ビジネスをする人が優位に立てる方法を一つ共有します。
僕はオンラインファッションサイトBUYMA(バイマ)でプレミアムバイヤーとして販売しているのですが、そこで実践している方法でもあります。
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バイマでなくてもYahooショッピング、Amazon、メルカリなど転売ビジネスでの副業を検討している人にも応用できるかと思います。
結論から言うと、「人気落ち目の商品にあえて手を出す」ことです。
んなバカなって感じですよね。
人気商品を扱うのが定石じゃないの?
売れている商品を売るのが常識じゃないの?
確かにそうです。
だけど個人でゼロから始めるような小規模の場合、めちゃくちゃ強力に武器になったりするんです。
それを今から解説してみたいと思います。
人気落ち目商品の優位性
小規模で個人でやるなら、なぜ人気落ち目の商品が武器につながるのか?
理由は2つ。
- 競争が激減する
あなたが販売者だとしたら、自分が大量に在庫を抱えている売れ筋商品の人気が落ちてきたらどうしますか?
売れなくなる前に、とっととセールして全部売っぱらいたいですよね?
そのように大手や、パワーのあるショップバイヤー達はこぞって手を引きます。彼らは資金力がある分、売れ行きによる影響、リスクも桁違いです。かけた資金に見合う利益が取れないものは当然取り扱う意味がありません。
となると弱者が台頭するチャンスです。
- 人気・流行には層がある
ファッション・エンタメ系のアイテムは特にそうですが、一言でお客さんといっても感度の高い超先取りの人から、定番になってから手を出す人まで幅広い層があります。
流行が終わりライバルが手を引く一方で、まだ需要が残されているタイミングに大きなチャンスがあります。
人気落ち目っていうのはかつて人気があったわけだから、ある程度の知名度はすでにあるわけです。
知名度があれば、一般的に流行が終わったからといって、「流行に関係なく好きな人」、「これから知って好きになる人」っていうのは確実に存在しています。少なくとも弱者側、小規模の販売者にとって大きな売り上げにつながる程度の需要は残っているので、そこを狙えるのです。
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アバクロでボロ儲けした知人
これは実際に僕が垣間見た実例です。
まだ渡米して間もない頃(8〜10年前くらい)、僕は転職先でアパレルバイヤーをしていました。
当時爆発的な人気を誇っていたアメリカのカジュアルブランド、「Abercrombie & Fitch(アバクロ)」の人気が急降下していました。
ショップはこぞって在庫一掃セールを開始。アメリカの直営店でもあれだけ買い付け業者で溢れていたのにパタっと誰もいなくなりました。
業界的には完全に流行の終焉を迎えました。僕が担当していた取引先のショップバイヤー達も、示し合わせたかのようにさ〜〜っとほぼ全員が同じタイミングで手を引いたのを覚えています。
ですが取引先のうち1社だけ、むしろアバクロの仕入れを増やしているところがありました。普通はありえないです。もう死に際なんだから。
その会社のオーナーさんは買い付けで定期的にアメリカに来るので、ある時聞いてみました。
どでぃー「この時期にアバクロを積むのすごいですね。まだ売れるんですか?」
オーナー「いや〜大分落ちましたね〜。在庫も結構残りそうです。」
どでぃー「ですよね。でも御社はセールかけていないのはなぜですか?それどころか仕入れ増やしてますよね?」
オーナー「そうですね。各所の売り切りセールが一通り終わった時のために準備してるんですよ。他の店舗が全部売り切ったら一気にライバルがいなくなるんで、そのタイミングで一気に流入を狙おうと思いまして。」
どでぃー「なるほど・・。これだけ流行りが終わったブランドを買う人ってまだいるもんですか?」
オーナー「終わった思ってるのは我々業界の人間と流行りに乗っていたお客さんだけですよ。私が狙っているのはその後の層です。」
結果このショップはアバクロでボロ儲けしました。勝手にライバルがいなくなった一方で、残った需要をかっさらっていきました。
ちなみにこのショップは今現在でもアバクロを販売しています。当時ほどの威力はないようですが、なんだかんだまだ売れているようです。
さいごに
「人気落ち目の商品にあえて手を出す」というのは資金力もない、実績もない個人が戦う戦略としてはおすすめです。
競争が激減する上に、まだ残っている需要を取り込むことができます。
僕も今現在でも結構実践しています。
その他NoteでもBUYMAや物販ビジネスについての重要な考え方を発信しています。
副業として物販に興味のある人は一度覗いてみてください。
では!
どでぃー