実は渡米前から外国人の友達がいたり、貿易関係の仕事をしていた関係もあり、多少英語を使う環境にありました。
当時新しく知り合ったアメリカ人に、「英語うまいねー」なんて言われたら嬉しくなったりしたもんです。
調子に乗って必要のないスラングとか使っちゃってたと思います。いやーイタすぎ!
でも渡米してから、自分がどんだけ自惚れていたかが身にしみてわかりました。
外国人と英語を話すといっても、
①英語が第2カ国語の外国人
②英会話の先生
③日本在住または親日の外国人
④現地に住む日本に興味ゼロの外国人
その相手のバックグラウンドによって求められる英会話レベルは天と地ほどの差がある。
— どでぃー@海外ノマドワーカー🇺🇸 (@doddykun) February 13, 2020
英会話も先生も含めて日本にいる外国人って、良くも悪くも優しいんですよね。日本語をしゃべれる外国人は特にだけど、それでなくても日本はどんな文化で、日本人はどんな人種なのかをわかってる。
それに日本にいる外国人にとっては海外にいるわけだから、第2外国語を学ぶ苦労もわかっていて、要は相手を汲み取ったり、手加減する術が無意識に身についている人ばっかりなんです。優しく接してくれて、わかりやすく、ゆーっくりと喋ってくれます。
ドラクエで言ったらスライムしかいないようなもんです。
でも現地のアメリカ人とかは、日本に興味もなければ相手を気遣う気なんかゼロなんで、普通にアメリカ人同士で話すようなスピードや内容で言葉が飛んできます。だから同じ英語をしゃべるでも、難易度が全然違うんですよね。
プライベートはまだいいんですが、仕事の取引先相手が最初は付いてくのしんどかったの覚えています。英語に支障があるせいで仕事ができないと思われたら相手にされなくなってしまうので。
まだレベル1で冒険始めたてなのにいきなりゴーレムが出てくる感じ?マジでゴーレムみたいな体つきの人もいるし。
まぁそんなこんなで何年かしがみついて、少なくとも日本にいる頃よりは大分レベルアップしてきた頃のことです。
仕事で知り合ったあるアメリカ人から突然「君、英語うまいねー」ってまた言われたんです。
日本にいた頃は嬉しかったはずの言葉なのに、めちゃヘコみました。
まだそのレベルを抜け出せてないのか・・・とショックでした。
初めて会った人としゃべって、会話になんの不自然もなければそもそも「英語うまい」なんてコメント出てこないでしょ?
対等にしゃべれてない証拠です。
会話の中で何らかの違和感があって、こいつ英語ペラじゃないな→外国人か→外国人にしてはまぁ英語頑張ってる方か、という流れからのこのコメントです。
特にアメリカは世界中の人種が集まっている移民の国なので、どの人種のネイティブもいます。つまり日本人が歩いててもひと目で日本人=外国人とならないんですね。
通常はアジア系アメリカ人だと思うはず。
地元のアメリカ人は日本どころか他国に興味なんかないし、アメリカがNo1!!チャンピオン!!なんて思ってる人ばっかだから、言葉遣いに手加減もないし、スピードも超速い。
だから「英語うまいねー」なんて言われちゃったら、ある意味子供扱いされてるようなもんです。
だからその時は悔しかった。次のステージに行けばその次の壁が待っています。
英会話スクールとか外人の友達相手に英会話勉強してる人ってたくさんいると思いますが、その辺も踏まえたマインドで勉強する方がどんどんうまくなると思います。
何度もいいますが、日本に住んでる外国人はめっっっちゃ優しいです。ほんと優しい。
もちろん最初の訓練にはいいかもしれませんが、一見実践的なようで本当の意味での実践とは程遠いです。
ちなみに日本で自分の実力の確認と、実践練習をするいい方法があります。
それは自分ひとりで最低2人以上のネイティブと一緒にしゃべってみること。
これをやると、マンツーでしゃべれば簡単に会話できたはずの友達がいかに加減してくれてたかってわかるし、自分の本当の実力がわかります。その環境に難なく付いていけるようになれば、あなたはマジでペラペラかも!?
普段標準語をしゃべってる地方出身の友人が、地元の人と電話で話しているのを聴くと、方言だらけでついていけない時ってありますよね?
それと一緒。
・・・それと一緒か?
では!